予算特別委員会 第三分科会 交通局質疑

2月28日、3月1日   2日間にわたって行われた「交通局」質疑について質疑。以下、再録(正式な議事録は京都市会で確認下さい)。

□消費税増税の転嫁をやめよ

○西村  消費税の転嫁については、周辺地域、定期券利用者など利用者の負担が増える。地下鉄運賃は「日本一高い」運賃がさらに更新であり、認められない。市長の説明では、「消費税の引き上げについて・・・社会保障制度を将来にわたって持続可能なものとするために、国会で議論を重ね、決断されたもの」と言われた。しかし、所得のない子どもにも課税される不公平な税制度の押しつけ。地下鉄運賃は、これまで指摘してきたが、日本一高い初乗り運賃がさらに上がる。このことについて、利用者と市民にどう理解してもらうのか。

(答弁→安田理事)社会保障制度の持続可能なものとするために安定的な財源の確保のためのもの。当然制度に則り転嫁をするもの。

○西村  利用者を考えて、当然では済まされない。自治体がしっかり考えなければならないものだが。

(答弁→安田)預かったものを納税するものであり、転嫁しなければ市バス、地下鉄で8億円にもなるものだ。

○西村  交通局として厳しいというなら、国に対して増税は、やめるべきと言うことが必要ではないのか。そういうことを言ったことはあるのか。

(答弁→安田)H28年11月の改正で決まったことだ。それに乗っ取ってやるもの。適正に転嫁する。

○西村  局としての努力のことを聞いている。私どもはそもそも増税に反対であるが、適用除外であるとか、軽減措置ということもあるだろう。交通局は「転嫁」しかないと言うことか、努力がない。

(答弁→安田)税そのものは、国での議論。軽減等についてもH28年に定められており、対象にはなっていない。

○西村  そもそも菅官房長官も前内閣参与をしていた方も「中止」や、「延期」もあり得ると述べており、確定したものではない。まさに国会で議論のさなかだ。方針が変わることもありうるということだ。今市会への議案の提案がどうかが問われている。撤回すべきだ。
○西村  さらに、交通局の「経営ビジョン」への影響がどうなるのかという問題もある。予算の説明では、「全国的な運転士等の担い手不足がより深刻になることが想定されるなか、安定的な確保が必要となるほか、今後10年間で220億円もの更新費用等を要するなど、厳しい経営状況が継続する」とあり、10%増税の影響もアルのではないか。
(答弁→平野企画総務担当部長)転嫁しなかった場合8億円の負担となり、収支に与える影響は大きい。

○西村  だからこそ、増税中止を求めよ。利用者の負担の軽減こそ図るべき。転嫁が当然でいいのか。

(答弁→平野)預かったものを適切に納税するもの。転嫁しないことは不適切だ。

○西村  増税は、まだ確定ではない。「経営ビジョン検討委員会」の1月答申を拝見した。「市バス・地下鉄は市内の公共交通の6割を担う基幹的な公共交通機関であり、市民の足として、また京都を訪れる方々の便利な交通手段として、多様な都市活動を支えており、京都のまちに欠くことができない交通インフラや将来にわたってしっかり役割を果たしていけるよう、今後の事業運営にあたるべき」とある。市民の足として守るべき、ということ。先日の代表質疑で路線の民営化の話もでていたが、経営が厳しいから「一路民営化」というようなことでは「市民の足」は守れない。公共交通の役割発揮のため「低廉安価な運賃」と「安全・便利な運行」に最大限につとめを果たすべき。それが公共交通の役割だ。

(答弁→平野)質の良いサービスを提供することに変わりはない。

○西村  世論調査でも6割以上の方が、増税には反対だ。消費税増税のたびに運賃に転嫁で利用者負担を増やすことは「低廉安価な運賃」の実現とはいえない。市内や周辺部・山間部も含めて「安全・便利な公共交通」実現のためにこそ、国の支援を高めさせること、また、増税をやめさせる取組こそすべきだ。

(答弁→安田)繰り返しになるが、あらゆる世代が負担を分かち合うもの。社会保障制度を持続可能なものにするものだ。

○西村  国からの通知等があるとは思うが、最終的に増税になるかどうかも分からない状況にある中、2月議会に転嫁の条例を出す必要があったのか、あらためて指摘しておく。

□市バス均一区間の拡大について。

○西村  様々課題もあるとのことであるが、H26年度から嵯峨、嵐山、西賀茂、上賀茂、岩倉修学院。今年からは、岩倉北部市原地域と拡大されてきた。一日乗車券、ICカードが利用できるようになり喜ばれている。調整区間は残っているが、今後具体的にどう拡大していくのか。

(答弁→安田理事)市会の附帯決議もある、「京プラン」のなかでも拡大に向け推進するとしている。具体的には横大路、高雄、桂・洛西地域の三つの地域だ。バス会社と話し合っている。
○西村  交通局の運賃は均一運賃が基本である。ぜひ拡大を求める。一方で、民間事業者にとっては経営の根幹に関わることであり。取り組みには具体的な処方箋が必要だが。

(答弁→安田)それぞれ具体的には申し上げられないが、京都バスとの関係では、いろいろ拡大している。ICをいっしょにやったり、トロフィカ京カードの利用するなど双方が利用客が増える取組を行っている。

□バス待ち環境について
○西村  ぜひ、拡大して欲しい。次に、「バスの駅」については、拡大していく計画か。

(答弁→平賀自動車部長)民間のご理解を得てバスの駅事業を行っている。30年度進めている。

○西村  「バスの駅」は利用者も便利なので拡大すべき。南太秦、高雄の福王子など快適に利用されている。また接近表示もみやすいなど意見も出ている。バスの駅だけでなく、ベンチの設置、高齢化で立ってはつらいという声もいただいている。たとえば福王子のバス停の東北側、狭い道路である。隣接して福祉施設があり、素人的に見れば、垣根を取り払えばとも思う。改善できれば取り組んでいただきたい。また、以前五条通にベンチがなく、要望した。「条件が合わない」ということだったが、民間の敷地にベンチが整備されたこともある。可能なところに環境整備をしてほしい。

(答弁→平賀)バスの駅の事業は、民間のご厚意。上屋、ベンチ等少しの土地の提供があれば設置できるもので、以前にも例があったこと。ご協力がいただけるようであれば、連携して取り組んでいきたい。

□観光地の混雑対策について

○西村  次に、混雑時の対応についてよくお聞きする。「停留所の分設」のについて、「金閣寺道バス停」に設置されることだが、案内がなければ空いてる方に集中することにならないか。

(答弁→高見自動車部担当部長)生活路線に乗りやすいということで試行するもの。外国人も多く多国語の掲示もしてお知らせする。また宿泊税でコンシェルジェも投入し、ご案内していきたい。

○西村  案内の明確化して検証して混雑の他地域にも拡大してほしい。混雑はそこだけでない、各所にある。宇多野から3条に抜ける11号。三条通観光客の利用が増えている。私も乗ってみたが、曜日、時間によって乗れない時間もある。検証して可能なところに拡大を。

(答弁→高見)今回金閣寺で試行実施。従前より東大路の清水など行っている。バス停それぞれ個性がある。道路管理者の判断もあり、総合的に判断し拡大に努めていきたい。

○西村  三条通は歩道が狭く、バス停に人が集まれが、交通上危ない状況もある。自転車、高齢の方など危険だ。バス停の混雑、バスの中も混雑、他局との連携も必要と思うが、局として対応をしていく必要があるが。

(答弁→高見)11号はバス停を増設し、この地域では、2つが3つに分散することに。関連局とも連携して、バスをお待ちのお客様など安全になるように取り組む。

○西村  東向きだけでなく西向きも改善をお願いしたい、引き続き注視したい

□市バス8号系統の路線の北進について

○西村  次に、市バス8号については、現在利用の峠からUターン「ではなく」、その先の谷(市営駐車場がある)まで延伸を認める声が出ているが、課題はどうか。

(答弁→高見)要望聞いている。ただ、JRバスが奥まで入っている。有名な寺社があり、秋には観光客も多く経営に資する路線であり、JRの経営への影響のもあるし、駐車場も季節によって、大変混雑する。慎重な対応が必要だ。

○西村  JRとの協議をしっかりおこなえば解決するものであり、ぜひ検討をしてほしい。

□消費税増税転嫁について。

○西村  最後に、今回の消費税の転嫁については、利用者も負担。それだけでなく、交通局で働く方の賃金にも影響する、つまり実質賃金が下がる。更に、車両等の経費にも影響する問題だ。利用者、職員、事業に影響するものとなる。問題だ。今からも遅くないので中止を求めてしかるべきと思う。日本一の地下鉄が初乗り上がる。負担感大きく、認めることはできない。

(更新日:2019年03月02日)